アブチロン

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職場が赤坂見附から外苑前に移って半年近くになります。どうにも交通が不便です。赤坂見附の頃は JRの四谷駅,半蔵門線/有楽町線の永田町駅,銀座線/丸ノ内線の赤坂見附駅,そして千代田線の赤坂駅と,交通の便には大変めぐまれていました。

外苑前に停まるのは,銀座線だけです。JR の信濃町まで歩けますが,しかし,信濃町に停まる電車はたいてい東京駅には行かず,秋葉原へ流れていってしまいます。交通の不便さをひしひし感じる毎日です。

オフィスが外苑前に移ってうれしかったことがひとつ。すぐ近くにある書店の品揃えがなかなかいいです。新潮社と袂を分かった後,文春文庫から復刊された佐藤亜紀の「バルタザールの遍歴」「天使」「雲雀」がおいてありました。「ミノタウロス」が吉川英治文学新人賞をとり,2007年の「本の雑誌が選ぶノンジャンルのベストテン」第1位を受賞した勢いでしょうか。「天使」と「雲雀」は連作なんですが,併せて買って貪るように一気に読みました。

読む喜び以外のなにかを本に求める人にはお薦めできない作家かも知れません。読者に媚びないというか,書きたいものを書いているって感じでしょうか。そんなわけで Amazon の書評をみると,コアなファン以外にもたくさん売れた「ミノタウロス」の評価がまっぷたつになってます。自分に読むだけの力量が無いことがわかったからって,意趣返しに作品をくさしてどうするんでしょうね。それとも,作家に試されていることすらわからなかったか...。

この作家についてはちょっと書きたいことがたくさんあるんですが,長くなるのでまたにします...。とにかく,探していた「天使」と「雲雀」がセットで手に入って,満足でした。この書店,足繁く通うことになりそうです。

さて。

本日の写真は,長女のお友達の家に咲いているアブチロン。チロリアンドロップとか浮釣木といった名前のほうが通りがいいようです。

面白いかたちをした花ですね。

by melekai | 2009-01-09 17:57 | 鎌倉・花日記