梅雨入り?

P6141491


なんだかすっきりしない天気が続いています。そろそろ梅雨入りでしょうか。

梅雨と言えば紫陽花。鎌倉がなぜに紫陽花の名所なのかというと...

挙兵直後の頼朝が入った当時の鎌倉は,大変な湿地帯だったとそうです。頼朝は鶴岡八幡宮を由比ケ浜近辺から現在の位置に動かしていますが,よっぽど海からの交通の便が悪かったんでしょう,後になって段葛(だんかずら)と呼ばれる道を由比ケ浜から八幡宮まで一直線に築いています。由比ケ浜からの物資の搬入さえままならないほどの,どうしようもない湿地だった,ということですね。

段葛は今は二の鳥居から由比ケ浜にかけては跡形もありませんが,二の鳥居から八幡宮にかけては戦後に復興されて観光名所となっています。日本の道100選にも選ばれていますね。

段葛はたしか北条政子の懐妊を祝って作られたと思います。偉い人の奥方が身ごもって寺や神社を建てたという話は聞きますが,道を造ったというのはあまり例がないような気がしますね。よっぽど困っていたんでしょう。

直接読んでいないので伝聞ですが,東鏡(あずまかがみ)には鎌倉に入った頼朝が源氏山から鶴岡八幡宮を遥拝した,とあるそうです。当時の八幡宮は今の一の鳥居の近くにある元八幡にあったようで,足もとが悪いために騎馬でそこまでとても近づけなかった,ということなんだとか。

頼朝以降,鎌倉の土地は改良に改良を重ねて現在のようになりました。昔は湿地で人の住めなかったようなところが,現在では坪単価百五十万円。いや,人の歴史の勝利ですね。(断っておきますが,我が家は賃貸です。)

ま,そういうわけで,鎌倉になぜ紫陽花が多いかというと,それだけ鎌倉の土地に水気が多い - 昔も今も - からなんですね。

ちなみに鶴岡八幡宮の敷地の南側は「全部」池です。池を掘ると土地が乾く - という理由なんだとか。これは,司馬遼太郎の「三浦街道を行く」だったかな。

by melekai | 2009-06-16 17:55 | 鎌倉・花日記