お言葉ですが...

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かみさんと子供が実家に戻ったら,「独身生活を満喫できるか?」

答えは No である。

普段の生活パターンは,朝 5:00 に起床し 5:20 に自宅を出る。夜は 22:00 頃に帰宅し午前零時に就寝する。自宅にいながら覚醒しているのは実にたったの 2時間20分ということになる。これが僕が鎌倉に住まい,家族と共有している時間のすべてだ。

実際には朝は妻子はまだ寝ているので当然顔を合わせない。夜はといえば,娘はもちろんのこと,かみさんも既に寝てしまっていることも多い。これではまったくの独身生活だ。そしてプライベートな時間はまったくない。

この状態でかみさんが子供を連れて実家に帰ってしまうと,「一体なんのために時間をかけて鎌倉まで帰ってくるのだ」ということになる。ま,そんなこんなだから,独身生活なんて享受しようがないのだ。そんな生活の余裕は物理的な時間の制約からまったくない。

しかしそう考えるとずいぶんと家族を犠牲にしているな,とも思う。かみさんがよく我慢してくれているなぁと。もうすこし家族と過ごす時間を増やすためには住職近接を試みるしかない。住居を職場の近くに移すか,職場を住居の近くに移すか。つまりは鎌倉をとるか,仕事をとるか。

答えは考えるまでもなく明白ではあるんだけれど。

さて。

長年楽しみにしていた週刊文春の連載,「お言葉ですが...」が今号をもって終了した。こんな僕に「日本語とは何か」を教えてくれるとても貴重な連載だった。とても残念。筆者の高島俊男先生には心からお礼を申し上げたい。

絶版にならないうちに「お言葉ですが...」の単行本を全巻買っておこう。

by melekai | 2006-08-10 00:46 | 親ばか