海響館 -2-

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下関はフグ(ご当地では『ふく』)で有名ですが、海響館もフグだらけでした。フグ類の展示では、日本で最強なんじゃないでしょうか。海響館にいくと、砂に潜るトラフグが見られます。もちろんマンボウもいます。

日本で普通に生活しているとフグってとても地味な魚だと思いますよね。トラフグとかクサフグとか、お世辞にもかわいいだとかきれいだとかいえません。

フグにはとても多くの仲間がいますが、実際には結構派手です。南の島に潜るダイバーにはフグ類は人気が高く、一昔前には沖縄・慶良間(けらま)諸島には『ぽん太』という名前の人気者のサザナミフグがいました。伊豆海洋公園には毎年秋にミナミハコフグの幼魚が現れて騒動になりますし、ハワイ・オアフ島では沈没船にすんでいる大きなソウシハギ(ハギはフグと親戚です。フグ目ハギ科)が見ものだったりします。

どういうわけか、日本で水産資源として価値のあるフグ類は、地味なんですよね...

写真のフグはオーストラリア沿岸に生息している種類だそうで、Ornate boxfishというそうです。ずいぶんとかわいらしいヤツでした。

フグ好きのあなた、機会あれば海響館へどうぞ。とはいえ、ミナミハコフグやモヨウフグなど、沖縄でよく見られるフグは案外少なかったりするんですが...

by melekai | 2007-11-27 14:54 | 九州・山口