ウールス・サイクル

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どどどん、と並べてみました。ウールスサイクル。



8月24日に「新しい太陽のウールス(ジーン・ウルフ著)」(写真右下)が発刊されました。本邦初翻訳なんだそうです。

新しい太陽のウールスは「新しい太陽の書」シリーズの続編にあたるため、「新しい太陽の書」の全四巻も新装版となりました。

リンクを貼っておきます。
・#1: 拷問者の影
・#2: 調停者の鉤爪
・#3: 警士の剣
・#4: 独裁者の城塞
・#5: 新しい太陽のウールス

世の中では「新しい太陽の書」全四巻とこの「新しい太陽のウールス」をあわせて「ウールス・サイクル」と呼ぶようです。

このシリーズは掛け値なしに面白いんですが、かなり難解です。読み始めてすぐに翻訳者の力量不足かと思いました。でも実績ある人だしへんだなぁと思っていたら、どうやら原書がそもそも難解なんだそうです。(もちろん英米の読者にとって)。

物語を構成する上でとても大切なできごとが意図的にぼかされて書かれているため、相当注意して読まないと見落としてしまいます。特徴的なのは「彼」「彼女」の使い方で、ぼんやり読んでいたら「彼」が指しているものを勘違いします。たぶん、読者をミスリードするために作者がわざとそんなふうに書いているんだと思いますが。

結局、最終巻の「新しい太陽のウールス」を読んで、また最初から読み直さないとダメだなこれは、という結論に至ったのでした。

難解ですが、面白いです。やっぱりファンが多いようで、その名も「新しい太陽の書」という日本語の解説サイトまであります。

さて。読み直すか。

by melekai | 2008-08-30 16:50 | ライフログ