質はどこへ

IT Media の Plus Dに興味深い記事が出てます。

ブルーレイ・レコーダーのメーカーのマインドシェアなのですが,『欲しいメーカーについては1位がパナソニック(23.9%)、2位がソニー(19.3%)、3位がシャープ(8.1%)という結果となった。』とのこと。我が家もパナソニックなので,この結果はうれしいですね。

ところで,興味深いというのはその続きの,欲しいと答えたメーカーに消費者は何を求めているかを分析した部分。どこにも「画質が良い」というのがありません。

メーカー間で画質に大した違いはないのか。そもそも画質は決定要因とはなりえないのか。ちなみに僕がブルーレイ・レコーダーの購入を決定した2009年12月時点では,画質においてはパナソニックがソニーよりも一枚上手,というのがAV専門各紙やウェブサイトの評価でしたね。テレビのコマーシャルだけみていると2011年画質のソニーが優れているように感じますが,コマーシャルでは当然他社との不利な比較はしないので,他社との比較検討は常に必要ですね。比較や評論のウェブサイトが(信用できるものからアヤしいものまで含めて)あちこちにあるこのごろは,買い物するのにとっても便利な世の中になりました。

しかし,ですよ。

昔から,日本の一般大衆は画質や音質には無頓着だと思ってますが,やっぱり画質や音質は一般的な消費者の機種決定の評価要素には入らないんでしょうね。どこのメーカーも十分にきれいですから。

電車で iPod に付属のイヤフォンをそのまま使っている人を見るにつけ,つくづくそう思うのでした。

by melekai | 2009-03-09 09:45 | 音楽・オーディオ・機器