くら スーパーセレクション


僕はお酒が飲めると勘違いされている。本当はビール一杯で真っ赤なのに。勘違いされる理由は二つ。ひとつには,色が黒いので赤くなっていてもわかりづらい。とくに飲み屋の証明が暖色系の白熱灯だったりすると,もう赤くなっているんだか区別がつかない。二つ目には,酒の飲み方にある。

僕はビール以外だと泡盛ぐらいしか飲まない。というか,泡盛が適当でないときにだけビールを飲む。で,泡盛を飲むときには,一切割らない。氷も入れない。ストレートだ。43度の古酒(くーす)でも,60度の花酒でも,ストレート以外の飲み方では飲まない。

そんな飲み方をしているから,のんべぇだと思われる。

という愚痴は脇に置くとして,どれか泡盛をひとつ選べ,といわれたらヘリオス酒造のくら スーパーセレクションを選ぶ。

数年前に石垣に潜りに行ったときのこと。一日のダイビングが終わって,島酒をストレートでちびちびやっている僕をみかけたショップのオーナーが「お。こいつはいける口だ」と思ったかどうか良くは知らない。が,そのオーナーがわざわざ出してきてくれたのがこのスーパーセレクションだった。一口飲んで好きになった。二口目で虜になった。三口飲んで,自分のために買って帰ろうと思った。

スーパーセレクションはちょっと面白い造り方をしているらしい。シェリー樽に寝かせるそうだ。そのため,ウィスキーのように琥珀色をしている。琥珀色の泡盛。

ちなみに,それほど入手が困難な酒ではないので,見かけたら試してみるべし。

by melekai | 2005-07-27 07:49 | 命の洗濯系