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紫陽花についてよく語られることに,その花の色がある。

いわく,『紫陽花の花の色は土壌の酸性度によって決まる。土壌が酸性なら青色に,アルカリ性なら赤色になる』というもの。この話の納得できないところは,並んで生えている二株の紫陽花の片方が青い花をつけ,もう一方が赤い花をつけているのをよく見かけるからだ。そんなに狭い範囲で土壌の酸性度は変わるのか?それに,よく見ると同じ株でも赤い花だったり青い花だったりすることもある。

一方で,『花の色は遺伝的に決まる』という説もあるらしい。どちらかというとこちらのほうが納得がいく。並んで生えている二株の紫陽花の色がそれぞれに違うのも,遺伝的に違う要素を持っているからだろう。一つの株で青や赤の花をつけるのは,遺伝的に混ざっているんだろう,と。

いずれにせよ,「七変化」という別名を持つだけあって,紫陽花の花は色とりどり。「これは」と思う色の紫陽花に巡り会うのも難しい。

by melekai | 2006-06-28 23:27 | 鎌倉・花日記