似たもの三種 - ホトケノザと仲間たち
これまでに何度か書いてますが,鎌倉ではホトケノザ(仏の座)よりもヒメオドリコソウ(姫踊子草)を多く見かけます。
写真はホトケノザ。
ちょうどこの季節には,ホトケノザ,ヒメオドリコソウ,そしてムラサキケマン(紫華鬘)が同時に咲いてます。
では較べてみましょう。
↑がホトケノザ。
次の写真がヒメオドリコソウ。まえに紹介した写真の再掲になります。
マクロレンズの開放付近で撮っているので,両者を較べるには少々不適切な写真かもしれませんが,あいにく手元にはこれ以上に良い写真がないのであしからず...
最後がムラサキケマン。
どうです? 似てるでしょう?
ホトケノザとヒメオドリコソウは紫蘇(しそ)科。ムラサキケマンは芥子(けし)科。
ホトケノザとヒメオドリコソウは「いとこ」なので似ていても不思議ではない。ちょっと趣が違うかなーと感じるムラサキケマンは,他人のそら似ですね。
ちなみにホトケノザとヒメオドリコソウは花はよく似ていますが,葉で簡単に見分けられます。仏像の座っている台座のような葉をしているのがホトケノザ。漢字で書くと文字通り『仏の座』。ヒメオドリコソウは先端の尖った葉をしています。ヒメオドリコソウのほうが,本家のシソに近いんでしょうかね。
by melekai | 2007-04-17 21:25 | 鎌倉・花日記